よく使うLinuxコマンド

wc - テキスト・文字列を操作するコマンド

テキストファイルの行数や単語数、サイズ(バイト数)を表示する

■よく使う形(例)

※httpd.confファイルの行数、単語数、サイズを表示する。

# wc httpd.conf

1257  6640  45309 httpd.conf

テキストファイルの行数や単語数、ファイルサイズを表示するコマンドですが、ファイルサイズはlsコマンドで調べることができるし、単語数はあまり意味がない(日本語の単語は判別できない)ので、実質的には、ファイルの行数を調べるコマンドになります。

単独ではあまり使うことのないコマンドですが、grepコマンド などと組み合わせると、ある文字で抽出した件数(行数)がどれだけあるかを調べることができます。

例えば、
Webページのアクセス数を調べる。
grep '.html' access.log | wc -l

1757

※これはパイプラインを使って、本来標準出力に出力される行を数える例。

■主なオプション

オプション 機能説明
-l 行数のみを表示する。
-c ファイルサイズのみを表示する。
-w 単語数のみを表示する。