よく使うLinuxコマンド

killall - サーバー運営上必要なコマンド

プロセスを一括で強制終了させます

■よく使う形(例)

※コマンド「php」のプロセスを一括で強制終了させます。

# killall -e php

この例の場合は、プロセス番号:10000と10010、10020番のプロセスが強制停止されることになる

通常killコマンドがあれば、プロセスの停止は出来るのですが、そのプロセスが大量にある場合はkillallコマンドが大変便利。
killコマンドの中から、実際はkillコマンドが呼ばれていることになります。 シグナルを何も指定しない場合場合は、SIGTERM(番号:15)が送られます。
強制終了のコマンドなので、デーモンプロセスや他のユーザーのプロセスを強制終了できるのはスーパーユーザーのみです。

シグナルの詳細はkillコマンドを参照下さい。

■主なオプション

オプション 機能説明
-e プロセスの名前(ps -elコマンドで表示されるCOMMANDの名前)を指定します。
このオプションは、完全一致なので、正確に記する必要があります。また。最大15文字しか取り扱わないので、それよりも長い場合は、先頭15文字分が選択の対象になります。
-i kill する前に対話的に確認を求めます。 プロセスIDを確認しながら強制終了を行う場合は、このオプションをつけるといいでしょう。
-l シグナルの一覧表示
-v シグナルの送信に成功したら報告します。
-w kill されたプロセスが終了するのを待って、当該プロセスがすべてなくなれば(1秒ごとに確認)プロンプトを戻します。