よく使うLinuxコマンド

hwclock - サーバー運営上必要なコマンド

ハードウェアクロックを操作します

■よく使う形(例)

※ハードウェアクロックの時間をシステムクロックの時間に合わせる。

# hwclock -w

コンピュータが持つハードウェアの時間を操作します。
ハードウェアのクロック(時計)は狂いやすいので、定期的に時間を合わせるようにします。

また、基準時間の元となるシステムクロックは、dateコマンドntpdateコマンドで合わせることになります。

■主なオプション

オプション 機能説明
-w ハードウェアクロックの時間をシステムクロックの時間に合わせる
-s システムクロックの時間をハードウェアクロックの時間に合わせる
-r ハードウェアクロックの時間を見る

※その他のオプションはありますが、専門のコマンドリファレンスやmanコマンド等で確認しましょう。
【障害】カーネル2.6.10系において、rtcドライバーでタイムアウトする現象が発生。
Powerwedge1850や、Poweredge850で発生するが、同じカーネルでもPoweredge750では発生していない。

# hwclock -r

select() to /dev/rtc to wait for clock tick timed out

■ 対処方法

CMOS レジスタを直接操作するように強制操作する。(RTCドライバを使わないでクロックを操作)

CMOSクロックにシステム時刻を書き込む

# hwclock --directisa --systohc --localtime

CMOSクロックからシステム時刻に書き込む

# hwclock --directisa --hctosys --localtimee

CMOSクロックを表示する

# hwclock --directisa --show