よく使うLinuxコマンド

history - 一般に使うコマンド

以前実行したコマンドのリストを表示する

■よく使う形(例)

※実行したコマンドの履歴を見る。

# history 5

195 cd /etc
196 ls -l
197 vi /etc/passwd
198 pwd
199 history 5

※実行コマンドの履歴すべてを削除する。

# history -c

以前、実行したコマンドをこのhistoryコマンドで確認することができます。
そのままhistoryと打てば、全件。historyコマンドに数値を与えると、最後に打ち込んだコマンドから数値分のコマンドラインを表示してくれます。

普段使わない長いコマンドを打ったのを思い出すときや、どんなオペレーションをしたかを確認するときに使うと便利です。

履歴を参照できることはとても便利な機能ですが、同じユーザIDで他の人とコンピュータを共用する場合は、コマンドが丸見えになるため、セキュリティに関する部分に気を配る必要があります。

■主なオプション

オプション 機能説明
-c コマンドの履歴をすべて削除します。
※その他、オプションは多数ありますが、専門のコマンドリファレンスやmanコマンド等でご確認下さい。

■履歴のコマンドを再利用する(例)

※実行したコマンドの履歴を確認して、同じコマンドを再利用する。

# history 3

97 /usr/bin/local/php /home/user/datamake.php
98 df
99 history 3 history 5

# !97

(97番目の履歴コマンド[/usr/bin/local/php /home/user/datamake.php]が再実行される。)

長いコマンドラインを再利用するときに、historyコマンドはとても簡単に再利用することができます。

(1)直前のコマンドを再実行
# !!

(2)履歴行番号のコマンドを再実行
# ![行番号]

(3)指定した文字列で始まるコマンドを再実行(複数該当コマンドがある場合は、直近のコマンドが再実行される)
# ![文字列]

※直前のコマンドであれば、↑キーでコマンドを再表示することもできるので、直前のコマンドであれば、こちらの方がラクかも。