よく使うLinuxコマンド

tcpdmatch - ネットワーク管理でよく使うコマンド

tcp wrapper にて再現された設定が、本当に正しく機能するかを調査します

■よく使う形(例)

※192.168.0.20のIPからFTP接続した場合、どのようにサーバが振舞うかチェックする。

# tcpdmatch proftpd 192.168.0.20

client: address 192.168.0.20
server: process proftpd
matched: /etc/hosts.allow line 18

access: granted

※192.168.0.20はアクセスを許可されます。

※192.168.0.20のIPからSSH接続した場合、どのようにサーバが振舞うかチェックする。

# tcpdmatch sshd 192.168.0.20

client: address 192.168.0.20
server: process sshd
matched: /etc/hosts.deny line 19

access: denied

※192.168.0.20はアクセスを拒否されます。

tcp tcp wrapper に関連する設定ファイル(/etc/hosts.allowや/etc/hosts.deny)を検査し、 どのIP(ドメイン)が許可され、どのIP(ドメイン)が許可されないかを、実際に確かめることができます。

tcpdchkコマンドを使って確認するととても重要なのですが、tcpdmatchコマンドを使ってシミュレーションすることはもっと重要です。設定ファイルだけを見ただけでは、抜けがあることが多いですから...。
「念には念を..。」がセキュリティの肝ですね。(^^

■主なオプション

オプション 機能説明
-d カレントディレクトリの hosts.allow、hosts.allowを精査する。